かさじぞう
作者:浜 なつ子,绘画:よこやま ようへい
文:浜 なつ子、 絵:よこやま ようへい
很久很久以前,住著一位老公公和一位老婆婆。
むかし、むかしの ことです。ある ところに、おじいさんと おばあさんが すんで いました。
"明天就要過年了,可是我們家連年糕都沒有。"
"是啊~"
"賣什麼東西換錢去買年糕吧!"
"那就用這些乾草來作斗笠吧。斗笠就可以拿出去賣錢了。"
「あしたは おしょうがつ ですね。でも、うちには おもちも ありません」
「そうだなぁ」
「なにかを うって、おもちを かいましょう」
「よし、この ほした くさで かさを つくって うりに いこう」
老公公和老婆婆馬上開始動手作斗笠,總共作了五頂。
おじいさんと おばあさんは、せっせと かさを つくりました。
かさは、いつつ できあがりました。
老公公拿著這五頂斗笠到街上叫賣,
"斗笠!斗笠!有沒有人要買斗笠啊~"
雖然老公公很努力地叫賣,但是都沒有人來向老公公買斗笠。
おじいさんは、かさを もって まちに やって きました。
「かさは いかがですか。かさは いりませんか」
でも、かさは ぜんぜん うれません でした。
"啊~開始下起雪來了,要趕快回家了。"
就在老公公開始往家的方向前進時,雪愈下愈大。
「やれやれ、ゆきが ふって きて しまった。しかたが ない、うちに かえろう」
おじいさんは、うちに むかって あるきだしました。ゆきは だんだん はげしく ふって きました。
"啊!那裏好像站了幾個人。"
走近一看,原來是六尊地藏菩薩站在路邊。
「あれ、あそこに だれか いるぞ」
ちかづいて みると、おじぞうさん でした。おじぞうさんが ろくにん みちに たって いたのです。
"雪下的這麼大,地藏菩薩身上都佈滿了雪,一定很冷吧!對了,我這裡有斗笠,給你們戴上吧!"
於是老公公就將賣不出去的斗笠為地藏菩薩們戴上。
「おじぞうさん こんなに ゆきを かぶって、さむいでしょう。そうだ、この かさを かぶって ください」
おじいさんは、うれなかった かさを、おじぞうさんに かぶせて あげました。
"斗笠只有五頂,地藏菩薩卻有六尊,還差了一頂呢。好吧,那就戴我的這頂吧!"
「かさは いつつ。おじぞうさんは ろくにん、ひとつ たりないなぁ。よし、わたしの かさを つかって ください」
於是老公公把五頂沒賣掉的斗笠和自己的斗笠都給了地藏菩薩。
回家後跟老婆婆說: "老伴啊,地藏菩薩們看起來好冷,所以我把斗笠全部都給了他們啦。"
おじいさんは、うちに もどりました。「おばあさんや、おじぞうさんが さむそうだったから、わたしは かさを ぜんぶ おじぞうさんに あげて しまった」
老婆婆說: "那很好啊!地藏菩薩們一定很高興的!"
「それは よい ことを しましたね。おじぞうさんも、きっと よろこんで いますよ」
當天晚上,老公公和老婆婆正要睡覺的時候,聽到遠遠的地方傳來一陣歌聲。
その よるの ことです。
おじいさんと おばあさんが ねて いると、とおくから うたが きこえて きました。
"有位老公公給六位地藏菩薩戴斗笠,他的家在哪裡呢?"
唱歌的聲音愈來愈近,到了老公公和老婆婆的家門前停了下來。
「ろくにんの じぞうに すげがさ くれた じいさま おるか、いえは どこかの」
うたごえは、おじいさんと おばあさんの うちの まえで ピタッと とまりました。
門口一陣雜吵之後,傳來"咚"的一聲。
そして、がさがさ どーん と いう おおきな おとが しました。
"老伴啊,你快來看,不得了了!門口放了好多米,還有很多新鮮的魚呢!"
"這倒底是怎麼一回事呢?"
原來這些食物都是那六位地藏菩薩送來的。
「おばあさん、たいへんだ。うちの まえに おこめや おさかなが たくさん おいて ある」
「あらまあ、いったい どう した ことでしょう」
ろくにんの おじぞうさんが、はこんで きて くれたのです。
老公公及老婆婆朝著地藏菩薩們,深深地鞠躬道謝。
從此以後,老公公及老婆婆一直感情很好,過著平靜的日子。
おじいさんと おばあさんは、おじぞうさんに てを あわせて、おれいを いいました。
おじいさんと おばあさんは、それからも ずっと なかよく くらしました。
おくづけ
「かさじぞう」中国語(と にほん語)
文:浜 なつ子
絵:よこやま ようへい
翻訳:呉 宛儒
朗読:孫 豊旻
音楽:秋山裕和
企画:にほんごの会くれよん
制作:多言語絵本の会RAINBOW
校正協力:伊奈垣圭映
「かさじぞう」にほん語 朗読:朗読グループ・アイ
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